世明けの星

「ちょ、ちょっと待ってください。重刑罪……?」少女は眉尻を下げて首をひねった。「叔父さんが……」

「そうだ。我々は奴を捕らえに来たのだ」

奴は今どこにいるんだ。
軍服の男が少女に詰め寄ると、少女は顔を青くしてかぶりを振った。

……まさか。叔父さんが、そんなことをするはずがない。

「何かの間違いではありませんか?重刑罪なんて、そんな……」

少女の反応に、軍服の男の眉間のシワが深まる。瞳に剣呑な光をたたえて、男は口を開いた。


< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop