記憶を失くした少女【完】
【side遥輝】
「誰から?」
「萌からだ。綺羅が今こっちに向かってるらしい」
「え!?綺羅が!!??どうゆうこと!!!??」
俺も分かんねぇよ。だけど、俺らに話しがあるってことは分かる。
話って一体なんだ?
「また、戻ってくんのかな?」
「だといいね」
あの日、俺らに背を向けたことと関係があるのか?
拒絶したことと………………………なにか。
「わりぃ。俺ちょっと行ってくる。お前らはここでバイク頼む」
「あいよー!連れ戻してこい♪」
俺は綺羅が向かっているであろう道を全力で向かった。