記憶を失くした少女【完】
動き出した今
後日。
「うわー!!!綺羅久しぶりだな!!!制服めちゃくちゃ似合ってるじゃねぇーかよ!!!」
「大平くんありがとう(笑)相変わらずで安心したよ」
「俺のほうが安心したぜ!あの日迎えに行っといて遥輝は綺羅を連れずにコンビニ戻ってくるしよぉ……………」
あの後、途中まで徒歩で送ってくれたんだよね………。だから、みんなと会っていないんだよ。
「向こうは楽しいか?」
「うん!優しいし面白いし、すっごく楽しい!」
遥輝たちと校門で絡んでたから、何者!?とは言われることもあるけど、みんな普通に接してくれてる。
「ちょっとぉ!?何で萌も……………辞めるって話したよねぇ?」
「いいから来い」
嫌がる萌ちゃんと連れて登場したのは遥輝だった。
萌ちゃんとも目が会う。『どうゆうこと!?』とでも言うような目………………。
仕方ない。
「萌ちゃん来てー!」
外へ連れ出して話せる状況へ持っていった。