記憶を失くした少女【完】
「萌ちゃーーん!!!」
「抱きつかないで!!!!」
「えー?」
今思えば記憶を亡くさなければ今の私はないし、遥輝たちとも絶対に交わることはなかったと思う。
ビッチギャルだった私が、敵対してたRYUSEIと絡むなんて…………………想像もしないよね?
そう思うとまさに人生って、どうなるかも分かんない不思議そのものって感じがするわけ。
「絶対、バッドエンドだって思ってたんだけどなぁ………」
「綺羅ちゃんどうしたのぉ?」
「いや?何にもなーい!」
まぁ、ハッピーエンドも悪くないよね?
「ほら、遥輝待ってるよ」
「はーい!」
゚*.。.*゚*.。.Fini………゚*.。.*゚*.。.