恋愛初心者
「ここ、2年生の階だぞ?」


「あ、ちょっと探し人を…」


「…学校で名前呼ばないで」


「はいはい。あ、そうだ美穂」


「だから!」


「これ持ってくれ」


桐生先生はそういうと、美穂に三分の一程の量のノートを渡した。


「一緒に職員室まで運んでくれ」


「な!なんで私が!」


「ほら、行くぞ」


「ちょっ!ごめん、結衣、先行ってもらってもいい?」


「あ、うん!」


「ほんとごめん!」


美穂はそういい、桐生先生とともに階段を降りて行った。


仕方ない、教室に戻るか…
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