カッコよくても、いいですか?
これは、殴られるフラグなのか?


赤松ははぁ、とため息を一つつく。


「お前は、ベッドにふたりきりでも、何とも思わないわけ?」


「は?」


良く言っている意味が分からない。


夕焼けのせいか、赤松の顔が赤く染まる。


「俺は、さっきから凄いドキドキしてるんだけど」


赤松は私の手首を摑み、自分の胸に押し当てた。


「お前はそうじゃないの?」


分からない。よく分からないけど、硬い赤松の胸から、熱と鼓動が伝わってくる。


赤松は見たことのない表情をしている。


いつも教室でおちゃらけている時の表情とは全くの別人みたいだ。


あ、こうやってまじまじと見ると、赤松の目は凄く綺麗な茶色をしていることに気がつく。


肌も、女の私なんかより、白くてきめ細やか。


何だか、不思議な気持ちだ。


胸の奥が少し熱くて、アドレナリンがじわじわと体の奥から出てくる感じ。 


私は掴まれてない方の腕をスッと伸ばして、赤松の肌に触れた。
 

「え、え?」
 

私の行動が予想外だったのか、赤松は挙動不審になって大きな瞳をきょろきょろと動かしている。


私はしばらく触り心地の良い肌を触ってた。


「…ねぇ、生野さん」


不意に赤松が小さく声を上げた。


私は触っていた手を引っ込める。


とほぼ同時に赤松の顔がグっと近づいた。


いや、正式に言うと、私の唇と赤松の唇がふれた。


「…んっ、んん!?」


私は驚きのあまり、さっきのように押し返そうとするが、何度もついばむようにキスをされ、手に力が入らない。


「…あっ、ちょ、まって…」


「やべー。生野さん、エロすぎる…ごめん、我慢できねぇ」


赤松は唇を離すと、掴んでいた私の手首を離して、私の胸元の第一ボタンに手をかけた。


「俺、生野さんが好きだ」












         あとがき

始めまして、伊吹ハニスと申します!

この度は最後までお話を読んでくださり、本当にありがとうございます!

えあらぶから来てくださった読者さんもいるかもしれません。

「あれ、えあらぶと話ちがくない?」と感じた方は、申し訳ありません!えあらぶの話は後ほど出てきますので、楽しみに待っていてくださいね。

ちなみに余談なんですが、私は今現在中学3年生で、もうすぐ受験を控えております。(勉強しろって感じですね)

なので、次回がいつ投稿できるか分かりませんが、気長に待ってくだされば、光栄です(*‘ω‘ *)

それでは、また次回お会いしましょう!!

感想お待ちしています!
< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop