イケメン医師は今日も新妻が可愛くて仕方ない
「二人はいつ結婚式するのかな!見たいなぁ。千花姉さんのウェディングドレス姿は絶対可愛いよ!」
「ほんと、千花姉さんには絶対プリンセスラインのフワフワのドレス着てもらわないと!」
女子二人はそんな話を始めた。
結婚式にウェディングドレスは女の子の夢だもんな。
「なぁ、ふたりとも。あのふたりって真面目な仕事人間だから、ほっとくと式しないままにならないか?」
思い至った事を口にすると、ふたりは顔を見合わせて叫んだ。
「やだーー!すごい有り得そう!!ママ達と伯父様に連絡しなきゃ!」
二人は猛スピードでスマホを片手に、メッセージをあちこちに送り始めた。
「これで、ふたりに少しは返せるかな?幸せになってくれなきゃ、俺が困るからなぁ……」
真穂を見つめながらこそっと零した俺のつぶやきは、伊吹兄さんの結婚式についてを突き進めようと動き出した二人には気付かれずに済んだ。
「うちの身内はサプライズ大好きだよな!」
「いいじゃない!いい事のプレゼントならアリよ!アリ!!」
たまに聞くこの女子ユニゾン。
真穂と結実が双子なんじゃないかと思う時がある。
まぁ、いっしょくたに三人で育てられてたからだろうけど。
「まぁ、きっとビックリしてもふたりは喜んでくれるだろうから良いか!でも伊吹兄さんには、話通しておいた方が良くないか?」
「千花姉さんへのプレゼントだものね!兄さんにもメッセージ飛ばしとく!」
こうして高校生組発案のサプライズ結婚式が着々と準備されて行くのを、私は知らずに過ごして驚かされることになる。