黄色いレシート
☆☆☆

家に戻ると玄関に見慣れない茶色い革靴があった。


来客だろうか?


そう思いながら玄関を上がり、リビングへ顔を出した。


リビングのソファにふんぞり返るように座っていた人物が振り返る。


その人の顔を見た瞬間友は目を見開いた。


「雄介叔父さん!?」


濃いあごひげを生やした叔父さんは、友のお父さんのお兄さんにあたる人だった。
< 144 / 212 >

この作品をシェア

pagetop