ずっと好きだ! 先生のこと
ある日の休憩時間でのこと、
何気に窓の外を見ていたら、先生と南先生が肩並べて歩いてるの見つけた。
また!二人で歩いてる!!——————
何とも言えない感情が込み上げて来て、上半身一気にヒートアップした!
胸の中がざわざわする!!怒りとは違うけど、何かイライラする!
「早川先生!分からないことがあれば何でも聞いてください」
「はい!ありがとうございます!」
そんな会話が聞こえたような気がした。
デレデレと南が笑ってる!
南からガッツリと、肩と肩が触れそうなくらいまで近寄ってる!
けど先生はそのたびに距離を取ってるような気もする。
「何だよ!頼り甲斐のある男アピってんのか!?離れろ!近けぇぞ!」
オレの胸が勝手に叫んでる!
二人の距離感がオレの心を不安にさせる。
今にも二人の所へ走り寄って、引き離したい気持ち!
「先生?南のこと好きなのか?」
この胸の焦りは何なんだ?それにキリキリと胸が痛い。
「先生!南と話しなんかするなよ!」
どうしようもない不安な気持ちを持ちながら、先生の背中を見つめてた。
二人の関係が白であってほしい!
そう願いながら、見ていた。
自分の立場が哀れにさえ思える。