ずっと好きだ! 先生のこと
花びら揺らすその風は
あなたへ想いが届かない僕のため息
想いを告げようとすると
悪戯にその風が邪魔をする
容易く触れることの出来ないその気高さ、美しさ
どんな表情も眩しくて 思わず目を伏せる
あなたが笑うと胸が震える
抑えきれない
この想いどうしようか
きっと好きと言ってしまえば
全て壊れてしまいそうな気がする
でも
でもいつかその花びらが散ってしまわぬうちに
この想い あなたに届けたい……
夜に漂う甘い香り
朝には消えてしまわぬうちに……
せめて鮮やかに咲く時間だけは 僕だけのもであってほしい
この想い 風に乗せて届けたい
その詩を載せて、オレは月下美人の花をノートに描いていた。