ずっと好きだ! 先生のこと
「先生のせいだからな!」
「……!?」
「どう頑張ったって先生は手に入らないだろ!!
一体何をどう頑張ればいいんだよ!!
成績を上げたって先生との距離は一向に縮まらねぇ~じゃん!むしろ開く一方だ!
今やってることは無駄!!」
「……」
「何をどうしたら先生は振り向いてくれるんだよ!
今じゃないと意味がないんだよ!今を逃したら先生は誰かのものになってしまう。
もう手遅れかもしれないのに……」
やり切れない思いが込み上げて来て、泣きたいやら、情けないやら、
気持ちはぐちゃぐちゃだった。
そんなオレに先生は驚いているようだった。
そして困ったような顔を見せた。
黙ったままの先生に、
「先生、何で先生なんだよ……。
もっと違う形で出会いたかった。もう気持ちが止められない!
止めろと言う方が酷だと思う!!」
「……」
オレは言葉で先生を困らせ続けた。
そして思わず、