ずっと好きだ! 先生のこと
「はぁ!?おめぇには関係ねぇだろ!!大体何様なんだお前!!好きなヤツ限定で正義の味方か!?」
オレも掴み返した。
「何だと!!」怒鳴った北嶋は思いっきりオレの顔を殴った。
「……!!何しやがんだてめぇ!!」オレも殴り返した。
教室は女子の叫び声が響いた。
「おい!やめろって!」オレと北嶋を引き離そうとしたヤツもいたが、それを振り払ってオレらは喧嘩を続けた。
北嶋は梁瀬の気持ちを思って、オレに挑んで来た。
オレは……オレは、梁瀬を振って先生とつき合ってる、それを隠した、後ろめたさを誤魔化した自分に腹が立ち、北嶋を裏切った罪悪感から挑発に乗った。
正義の味方は言うまでもない、北嶋だ。
「そう!いつでもお前は正しいよ……」
そう思った瞬間、オレは戦意喪失した。
脱力したオレの体を北嶋は投げ飛ばした、机に足を引っかけオレは倒れた。
倒れたオレに北嶋は馬乗りになり、拳を高く突き上げた。
その一撃でオレをノックアウトできる、だか北嶋の高く上げた手は躊躇い震えてた。
とその時、
「何やってんだ!お前ら!」
誰かが呼びに行ったと思われる、南先生が教室に入って来た。