君が好きです
すごい勢いで、吹っ飛ぶ奴は壁に当たりそのまま、倒れた。

「死んでるーー?」


「アホか、一応手加減してるわ。

華恋を、おいて刑務所には入りたくねえーよ」


だよな。

だけど、もしかして翼はーーーー



「なんで、ここが?」


そうだ、こんな隠れ倉庫なかなか見つからないだろう。


「探させたから、すぐ動く奴が居てよ」


さも、当たり前のように言う翼。


「華恋ーー」



「翼くん…………」


ほら、俺から離れて君はすぐにアイツのとこに行く。


悔しいけど仕方ない。

だけどそれより、知りたいことがある。


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