君が好きです
この、"恋"に終わりをつけるなら…

涙のキスで、また傷つく

私は、翼くんの腕の中にいた。


「華恋ちゃんーーーーッッ」

蓮見……先輩?


私は、蓮見先輩に突然腕を引かれーーー


そして、キスされていた。


えっーーーー?

「やぁッッ」


一瞬、気後れた私の意識は、蓮見先輩の濃厚なキスで、呼び覚まされた。



こんな、キス知らない。



翼くんーーーー


いや、見ないで。


「何してんだよ‼」


私を引き離す強い力に、引かれまた彼の腕の中にいた。







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