君が好きです
「華恋!!無事か?あ?」


翼が駆け寄る。


倒れてるアイツを見て、目を見開く。


「これ、やっつけたの誰?」



俺達は、晃、と呼ばれた奴を指差す。


眉間に皺が寄る翼。



分かるよ、その気持ち。

「いやーまぐれ当たりで、当たったの奇跡だよ。華恋が、無事で良かった。


じゃあ、俺帰るから。


良かったな、彼氏来て。また、明日な」




それは、いつもと変わらない晃。



だけど、私にすら見えなかった一撃を私は、見た。



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