君が好きです
「実はな内緒なんだか、昨夜ーーー亡くなったんだ」




聞き違いでありたかった。


聞き違いで居て欲しかった。



「華恋ちゃん………来て……くれたの?」




「おばさん、ちかちゃんはなんで?」



ううん、なんとなくわかってる。


「ちかね、自殺したの。


遺書が出てきて、華恋ちゃんの手紙もあるの」



手紙ーーーー?



ーーーーーーーーーーーー



*華恋side*



「私は、その手紙を未だに読めないの。

ちかちゃんは私を恨んでる。

怖いの」


私は、最低だ。


「守って貰う資格ないの」


悲しくて涙が出る。


私は、やっぱり弱い。


そして臆病。。


未だに手紙も、読めないなんて。


ちゃんと向き合わないといけないのにーー


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