君が好きです
まっすぐ、進む晃。


私達の目の前にきた。



「あんた、何者?


本当ワケわかんないわ。

弱い振りしてね。」


少し身を引く奴を睨んだのは、俺だ。


「華恋。


ごめんな。今まで秘密にしてて。


俺はーー 西道組 跡取りーー 西道晃。



ヤクザの息子なんだよ、俺」





ごめんな。


だけどもう、秘密には出来ない。


< 217 / 268 >

この作品をシェア

pagetop