君が好きです
豹月の倉庫は、街から離れた場所にある。


そんなに、でかくもない倉庫。



息を飲む。



倉庫のドアを蹴破る、翼がいた。


ドアは、腐っていたのかミシリミシリ、と音が、してバタン、と倒れた。


「誰だ!!」


焦る敵の声がして、バタバタと走る音。


「雷龍だ。華恋は、返して貰う‼」



翼を先頭に、近づいて行くとそこに華恋はいなかった。



変わりににやつく男達がいた。


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