君が好きです
俺は、西道に、一歩、また一歩近づく。
手を差し出す。
「負けたよ。
お前、弱くなんかねーじゃん。
ちゃんと立ち向かった。
見直したよ、少しな。
だけど、華恋は渡さないからーー」
それだけは譲れない。
ライバルだと、認めよう。
だけどただそれだけ。
絶対に華恋は、渡さないからーー
そして、アイツは俺の手を握った。
手を差し出す。
「負けたよ。
お前、弱くなんかねーじゃん。
ちゃんと立ち向かった。
見直したよ、少しな。
だけど、華恋は渡さないからーー」
それだけは譲れない。
ライバルだと、認めよう。
だけどただそれだけ。
絶対に華恋は、渡さないからーー
そして、アイツは俺の手を握った。