君が好きです
「やっと、華恋の手握れる」

「恥ずかしいよ~なんか、照れる」


可愛い。


華恋、照れてやんの。

「なあ、西道にはさぁ、照れたりドキドキしたりする?」



それはとても重要で気になる質問。


周りに居てたまたま聞こえた奴らも耳を傾ける。


「うーん、ないなぁ。


幼馴染みだからね」



はあ、良かった。


ホッ、と胸を撫で下ろす。


「でもーーーー キスされた時、ドキドキしたよ。どうしょうもなく」



顔を見ると頬が少し赤い。


悔しいーーーー


あいつを想ってそんな顔すんなよ。

俺は、華恋の頬に手を当て顎を持ち上げる。


そしてーーーー 優しくキスをした。。




                                                                                                                                                  
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