君が好きです
「あんたさあ、女一人守れないの?」


「いいの、だって私強いから。本当は、大丈……「でも、女の子だよ。華恋は、女の子だよ」



華恋は女の子だよーーーー



なんて、恥ずかしい。


ってかーーーさっきから気になってたんだけど。


「私、知ってるの?」


さっきから、滅茶苦茶フレンドリーに名前呼ばれてる。


「くっくっ、知らない訳ないじゃん。


有名だもん、華恋。容姿端麗、運動神経抜群、成績優秀。


だから不思議。


なんで、こんな弱い奴といるのか」



そう言って距離を縮めてくる男の子。



だけど、怖くは無かった。


見た目はヤンキーなのに。


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