君が好きです
「晃、晃うるさい。

華恋は、俺のだろう」


さも、当たり前かのように言う翼くん。

そんな翼くんの言葉に体温が上がる。


やっぱり、私ーーー



気づいた気持ちがある。



そう。。


私は翼くんの服を引っ張ると、言った。




「翼くんが好き」


貴方を好きになりました。


感じる体温も、鼓動も私の心拍数を上げる。

「ーーやっと、言ってくれた。


やっと、手に入れたーー」



君が優しく囁く声が、すぐ側で聞こえる。


見つめ合う私達ーー



本当の本物の貴方との、キスに酔いしれた。


誰か来るか分からない非常階段の下で。


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