君が好きです
「俺ならーー



華恋を守ってあげられる。



俺、金澤 翼。


覚えといて」



私の茶色い長い髪を掬ってキスをする。


内心、ドキッとした。



男の子にそんなことをされたこと、ないし。



私は去る後ろ姿を、追うように見てた。



悲しそうな顔をした晃が、見てるのも気付かずに。



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