君が好きです
ガシャンーーーー



重い鉄のドアが開いた。


涙で歪んで見えないけどその人は、近づいてくる。



「華恋ちゃんッッーー離せよ」


「何??見て分かんない?今からがお楽しみなんだから」


ニヤリ、と奴は笑う。


不気味で、怖い。


「華恋ちゃんに、触るなあああ」 


振りかぶる拳が、奴の顔にヒットし、奴は吹っ飛ぶ。


「華恋ちゃんッッ大丈夫?」


私を抱き起こしたのはーーーー



「蓮見……先輩ーー?」



蓮見先輩だった。


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