【短】世界でたった一人、愛してはいけない『人』
神さまいわく、私を守るためってのは本当のことらしいです。
あの部屋は、実は神さまが許可した人じゃないと入れないという特別な部屋。
私と神さまが普段住んでいる家もそんな部屋みたいにしたかったらしいのですが、そのために私が屋敷の中にいると邪魔らしくて、一旦その部屋に避難させていたようです。
そして私の面倒を上司に見てもらっていたとか……。
そこは下僕で良かったんじゃないんですか!?
と思うものの、下僕は下僕で屋敷に魔法をかけるのに駆り出されていて、それどころではなかったらしいです。