もっともっと、キミのことを愛したいのに。

「彼女って...、嘘でしょ?なんで私が...」


冗談だと言って欲しいのに、目が、本気...。

だって、いきなり彼女なんて言われても私は彼氏いたことないし、もっと言うと初恋もまだだし...。

そんな付き合うなんて全く考えられない。

「俺、本気ですよ。先輩のことずーっと追いかけてました。」

そう言って私を抱き寄せる。

だから近いんだって!!これ以上はもう無理っ...!

「わかった...!わかったから、とりあえず離れて...!!」

もう、恥ずかしさで死んじゃいそう...。
私、男の子に慣れてないんだから...!!

「嫌です。今離したら、先輩のこと捕まえられなくなる。」

捕まえるって、そんな動物みたいな...

じゃなくて!!
てか、どんどん抱きしめる力強くなってるんですが...!?

< 10 / 30 >

この作品をシェア

pagetop