もっともっと、キミのことを愛したいのに。

「なんで私なの...?」

鼓動の速い心臓を抑えながら聞く。

私が一番疑問に思っているのはこれ。

なぜ私なのか。
他にも可愛い女の子がいるじゃない。

「一目惚れです。先輩を初めて見た時から、ずっと好きです。」

まさかの、一目惚れ??

なんで?どこに??


「そっか...。」

男の子は私の目を見つめて、ハッキリと言った。

嘘をついていない、綺麗で透き通った目。

───この子は、本気なんだ。

そのとき。
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