もっともっと、キミのことを愛したいのに。
「お、思い出すって...!!」

思い出すもなにも、一生忘れられないよ!!

そう頭で思っても口をパクパクさせるだけで声にはならなかった。

すると男の子は満足気な顔をして私から離れてくれた。

なんだかどっと疲れた気分...。


「じゃあ、また今度会えるのを楽しみにしてます。引き留めてすいませんでした。」


男の子は爽やかな笑顔を浮かべて私の元を去っていった。

いつの間にか周りに人はいない。
さっきまでの騒がしさは何だったのだろうか...。

...てか、マミちゃんは...?
おいてかれた...。

「...授業行かなきゃ」
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