もっともっと、キミのことを愛したいのに。
未だに今起こったことが全て夢なんじゃないかと思うけど、まだ男の子に抱きしめられた感触が私に残っている。
...あーっ!もう!!
恥ずかしい...。
その事にまたどうしようもなくドキドキしてしまう自分にとても恥ずかしくなった。
私には恋愛なんて遠い存在の物だったけど、なんだか一気に自分の一部になってしまったような感覚。
なぜかあの男の子のことを忘れられない...
それにしてもカッコイイ子だったな...
今改めて思い出してみると、なかなかに整った顔立ちだったと思う。
切れ長の二重にシュッとした鼻筋...
髪は黒髪だったような...?
恥ずかしいのに考えてしまうという不思議な体験をしながら廊下を走った。