もっともっと、キミのことを愛したいのに。
.........が、来ない!!!
かれこれもう1時間は待ってる。
待ち始めた頃は賑やかだった下駄箱も今では誰もいない。
私が来る前にもう帰ったとか...??
...あっ!部活か!?
あちゃ〜...。
なんでもっとはやく気づかなかったのだろか。
私自身が帰宅部ということもあり部活という存在をすっかり忘れていた。
じゃあ、来ないわけだ...。
ん〜、どうしよう...。
あの子のためにこのまま待つのもなんか嫌だしな...。
そんなことを考えながらふと左手に持っていた男の子の生徒手帳を開く。
人の生徒手帳なんて覗く趣味はないんだけど...。
私は無意識に生徒手帳を読み込んでいた。