もっともっと、キミのことを愛したいのに。

男の子の質問に全て真面目に答えた私は途端に虚しくなった。

いや別に私には恋愛なんていらないもん...!

あぁ、でも私って寂しい人生を送ってたのかなぁ...。


一人で悶々と考えていると男の子が私をギュッと抱き寄せた。


「ちょっ、いきなり何っ??」

「俺嬉しいです。先輩可愛いから付き合ってた人たくさんいるのかと思った。」

かわいいっ...!?
いきなり何を言い出すか...!

ボンッ!と爆発したように体温が上がった。

「き、如月くん...」

「下の名前で呼んで、千歳先輩。」


しかもまさかの下の名前呼び。

いやそれは流石にハードル高すぎでは...

「呼ぶまで離しません。」

マッジ?

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