甘い魔法にかけられて
事務所の誰にも気付かれてないことを
いとも簡単に口にしたKY
そのせいで事務所の人達、社長までもが
「上村さん伊達メガネだったのか、なんで?」
興味深々にざわつく
一瞬で視線を集めたことに
心臓が動悸を打ち始め全身の血液が
顔に集中したかと思う程熱くなった
「ほらほら上村さん困ってるでしょ、ファッションよね?気にしない気にしない」
助け舟を出してくれたのは
いつもはおとなしい三上さん
社長の弟さんの奥さんで
コミュ障の一番の理解者
三上さんの一言で
それぞれが通常業務に戻った
時折KYは立ち上がって
「上村さ~ん」と質問を投げてくる
その度更に俯いて答え
未だ顔も見ることにならず
遠くの席では
社長が
「上村さんが矢野さんの助手って感じで良いんじゃないか」
などと寝ぼけたことを言い出す始末
フゥとひと息ついて
大量の売り上げ入力に集中するも
KYが何か攻撃してこないか
気が散って仕方がないせいで
いつもよりコーヒーをお代わりし
いつもよりトイレに行くハメに
・・・最悪だ
更に運の悪いことに
ネット予約に詳しいだろうと
歓迎会の店選びまで任されて
穏やかな毎日が消えた
いとも簡単に口にしたKY
そのせいで事務所の人達、社長までもが
「上村さん伊達メガネだったのか、なんで?」
興味深々にざわつく
一瞬で視線を集めたことに
心臓が動悸を打ち始め全身の血液が
顔に集中したかと思う程熱くなった
「ほらほら上村さん困ってるでしょ、ファッションよね?気にしない気にしない」
助け舟を出してくれたのは
いつもはおとなしい三上さん
社長の弟さんの奥さんで
コミュ障の一番の理解者
三上さんの一言で
それぞれが通常業務に戻った
時折KYは立ち上がって
「上村さ~ん」と質問を投げてくる
その度更に俯いて答え
未だ顔も見ることにならず
遠くの席では
社長が
「上村さんが矢野さんの助手って感じで良いんじゃないか」
などと寝ぼけたことを言い出す始末
フゥとひと息ついて
大量の売り上げ入力に集中するも
KYが何か攻撃してこないか
気が散って仕方がないせいで
いつもよりコーヒーをお代わりし
いつもよりトイレに行くハメに
・・・最悪だ
更に運の悪いことに
ネット予約に詳しいだろうと
歓迎会の店選びまで任されて
穏やかな毎日が消えた