甘い魔法にかけられて
結局のところ
完全アウェイで逃げ出すことも出来ず

まんまと・・・?KYの思惑にハマり
小さなテーブルを挟んで

トーストにカリカリベーコンがのった目玉焼き、野菜サラダとブルーベリーソースがかかったヨーグルトいう

完璧なモーニングを差し出され

耳まで赤くしながら平らげた

なるべく顔を上げず
お皿に集中している反応薄の女に

KYは色んな話をしながら
コロコロとよく笑った

・・・案外良い人かもしれない

人懐っこいタイプだと思えば
とても良い人

しかし・・・

貧弱な身体にエロい演出の生足を見る度に

下着姿を見られた気まずさが
あたまを支配する

目の前の挙動不審な動きに
気づかないはずもないKYは

「柚ちゃんどうしたの?」

「・・・・・・。」

「あ~もしかして着替えのこと?」

気にしていることを声に出されると
テンパりマックスで
蒸気機関車みたいに頭からカーッと熱出すよう・・・

「真っ赤になっちゃって可愛いねぇ、大丈夫なるべく見ないようにしたし・・・あっ、それに脱いだの柚ちゃんだからね」

「えーーーーーーっ」

本日3度目の大きな声が出た
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