甘い魔法にかけられて
結婚して半年を過ぎた頃
航平さんに一週間の社内研修が決まった
それを翌日に控えた夜
「柚を一人に出来ないなぁ」
開口一番腕の中で聞いたのは
そんな甘いセリフ
「大丈夫です」
子供じゃないんだからと
繋げる口を塞がれる
「んっ、ん」
どんどん深くなるキスに
呼吸が乱れて彼に掴まっているのがやっと
少し離れると
「ほら、こんなこともあんなことも出来ないだろ?」
色っぽい目を囁かれると
身体の奥がトクンと揺れる
潤んだ目で見上げるだけで
「帰って早々に煽られると止まんないよ?」
妖艶さの中に獰猛な灯が点いた
「や、あ・・・んんっ」
唇を塞がれたまま
ソファに押し倒されると
「煽った柚のせい」
エプロンの紐がシュルッと解かれた
。
結局声が掠れる程の時間を
ソファで過ごした後
すっかり冷めてしまった料理に
火を入れた
向かい合って食べながら
「航平さん・・・研修の間、みどり屋に帰って良いですか?」
寂しいからと理由を繋げるはずが
「お袋からたまには柚の顔が見たいって電話があった」
悔しそうな顔の航平さんを見て
その言葉を飲み込んだ
「まぁ、一人にするには心配だからな」
自分を納得させるように渋々話す航平さんに
「帰りは迎えに来て下さいね」
笑顔を向けることにした
航平さんに一週間の社内研修が決まった
それを翌日に控えた夜
「柚を一人に出来ないなぁ」
開口一番腕の中で聞いたのは
そんな甘いセリフ
「大丈夫です」
子供じゃないんだからと
繋げる口を塞がれる
「んっ、ん」
どんどん深くなるキスに
呼吸が乱れて彼に掴まっているのがやっと
少し離れると
「ほら、こんなこともあんなことも出来ないだろ?」
色っぽい目を囁かれると
身体の奥がトクンと揺れる
潤んだ目で見上げるだけで
「帰って早々に煽られると止まんないよ?」
妖艶さの中に獰猛な灯が点いた
「や、あ・・・んんっ」
唇を塞がれたまま
ソファに押し倒されると
「煽った柚のせい」
エプロンの紐がシュルッと解かれた
。
結局声が掠れる程の時間を
ソファで過ごした後
すっかり冷めてしまった料理に
火を入れた
向かい合って食べながら
「航平さん・・・研修の間、みどり屋に帰って良いですか?」
寂しいからと理由を繋げるはずが
「お袋からたまには柚の顔が見たいって電話があった」
悔しそうな顔の航平さんを見て
その言葉を飲み込んだ
「まぁ、一人にするには心配だからな」
自分を納得させるように渋々話す航平さんに
「帰りは迎えに来て下さいね」
笑顔を向けることにした