幸せのカタチ〜Fleeting memories〜
今日は部活も休みだったので、塾には余裕で間に合った。
教室に入ると既に何人かは来ていて、何やらいつもよりワイワイしていた。
「へー!奥野さんの高校って女子高なんだー!」
俺と同じ高校に通う女の子が奥野さんと話していた。
すると俺に気付いたのかその女の子は俺にも話しかけてきた。
「あっ!佐藤くん!奥野さんって女子高でしかも私と同じ吹奏楽部なんだってー!知ってたー?」
俺はドキッとして
「えっ!?あっそうなんだー。知らなかったー」
とりあえず話を合わせることにした。
『まぁ中学が女子中で中高一貫のトコだってのは知ってたけど、吹奏楽部ってのは知らなかったし、とりあえずセーフかな』
何がセーフかわからないが、とにかく奥野さんと実は小学校一緒でしたーなんてことを今更知られるのも恥ずかしかった。
奥野さんが塾に来てから一週間も経つのに今更感がありすぎて、俺はなんとしても隠したかった。
すると奥野さんもそんな俺の気持ちを察知してくれたのか俺に対して何を言うこともなく微笑み、また俺と同級生の女の子と話を続けていた。
俺はサッサと席に着き、何事もなかったかのようにその日は過ごした。
教室に入ると既に何人かは来ていて、何やらいつもよりワイワイしていた。
「へー!奥野さんの高校って女子高なんだー!」
俺と同じ高校に通う女の子が奥野さんと話していた。
すると俺に気付いたのかその女の子は俺にも話しかけてきた。
「あっ!佐藤くん!奥野さんって女子高でしかも私と同じ吹奏楽部なんだってー!知ってたー?」
俺はドキッとして
「えっ!?あっそうなんだー。知らなかったー」
とりあえず話を合わせることにした。
『まぁ中学が女子中で中高一貫のトコだってのは知ってたけど、吹奏楽部ってのは知らなかったし、とりあえずセーフかな』
何がセーフかわからないが、とにかく奥野さんと実は小学校一緒でしたーなんてことを今更知られるのも恥ずかしかった。
奥野さんが塾に来てから一週間も経つのに今更感がありすぎて、俺はなんとしても隠したかった。
すると奥野さんもそんな俺の気持ちを察知してくれたのか俺に対して何を言うこともなく微笑み、また俺と同級生の女の子と話を続けていた。
俺はサッサと席に着き、何事もなかったかのようにその日は過ごした。