幸せのカタチ〜Fleeting memories〜
第4章 変化

奥野さんとの再会を昇太に話した後、特にそのまま何も起こらず平穏な毎日を過ごし、高校生活1年目が終わった。

春になり、俺は高校2年生になった。


高校2年にもなると塾の生徒数が一気に増え、塾の教室の席も日を追う毎に埋まっていった。


奥野さんと俺との関係はというと…
あの日以来、特に奥野さんの前で話すこともなく、お互い塾では休み時間にそれぞれ友達と話して過ごし、そんな塾の人たちに俺と奥野さんの昔のことを気付かれることもなく日々は過ぎていった。
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