幸せのカタチ〜Fleeting memories〜
ある日のこと
俺は塾の夏期講習前期が終わり、久しぶりに家でのんびりしていると急に思い出したことがあった。
『やべ!夏期講習後期の初日にやっとかなきゃならねぇ課題すっかり忘れてた!』
夏期講習後期が始まるまで後2日しかなかった。
俺は急いでテキストを開き、課題に取り掛かろうとした。
しかし俺はここで絶望する。
『うわっ!課題どこからどこまでやるのかメモしてねぇー。これはヤバイ。よりによってあの先生の授業で課題やってませんでしたーなんてシャレにもならねー』
現代文の塾の先生は厳しくて有名だった。
やってなかった、わからない、といった類の回答をしようもんならみんなの前で罵倒され、挙げ句の果てには強制的に自分自身を罵倒しなければならないという今の時代には全く合わないスタイルだった。
俺は必死に夏期講習前期の最終日のことを思い出していた。
『たしかここまではやった。でもあの先生のことだから順番通りにテキストを進めるとは限らない…あーっ!!ヤバイ!もう勘でやるか!?いや!それとも…って今からこのテキストを全部やるなんて俺には不可能だし…』
俺はあれこれと考えてみたがどれも現実的ではなかった。
現代文の先生は変わり者で分厚いテキストを全てやるようなことはせず、自分がいいと思った問題しか取り上げない。
その為、毎回分厚いテキストも半分くらいはやらず終いの問題があり、そして新しいテキストが配られる。
残り2日しかない状況で正直出された課題も今からやってギリ間に合うかどうかだった。
『いや、待てよ』
俺は塾の夏期講習前期が終わり、久しぶりに家でのんびりしていると急に思い出したことがあった。
『やべ!夏期講習後期の初日にやっとかなきゃならねぇ課題すっかり忘れてた!』
夏期講習後期が始まるまで後2日しかなかった。
俺は急いでテキストを開き、課題に取り掛かろうとした。
しかし俺はここで絶望する。
『うわっ!課題どこからどこまでやるのかメモしてねぇー。これはヤバイ。よりによってあの先生の授業で課題やってませんでしたーなんてシャレにもならねー』
現代文の塾の先生は厳しくて有名だった。
やってなかった、わからない、といった類の回答をしようもんならみんなの前で罵倒され、挙げ句の果てには強制的に自分自身を罵倒しなければならないという今の時代には全く合わないスタイルだった。
俺は必死に夏期講習前期の最終日のことを思い出していた。
『たしかここまではやった。でもあの先生のことだから順番通りにテキストを進めるとは限らない…あーっ!!ヤバイ!もう勘でやるか!?いや!それとも…って今からこのテキストを全部やるなんて俺には不可能だし…』
俺はあれこれと考えてみたがどれも現実的ではなかった。
現代文の先生は変わり者で分厚いテキストを全てやるようなことはせず、自分がいいと思った問題しか取り上げない。
その為、毎回分厚いテキストも半分くらいはやらず終いの問題があり、そして新しいテキストが配られる。
残り2日しかない状況で正直出された課題も今からやってギリ間に合うかどうかだった。
『いや、待てよ』