幸せのカタチ〜Fleeting memories〜

結局メールのやり取りは1週間以上続き、夏休みが終わり、新学期が始まってもメールのやり取りは続いていた。

最初は俺もあれやこれやと考えていたが、次第に考えることはなくなり、自然体でメールも返せるようになっていた。


メールのやり取りが続く日々の中で、俺は昇太といつものように会ったりもしていた。


だが昇太にこのことはまだ言っていなかった。
それは新学期が始まって2週間経ってもまだ言えずにいた。

昇太と2人でいる時に奥野さんの話題にはなるが前と同じようにネタにして2人で冗談っぽく話していたので、そんな俺が今毎日メールをしてるなんて昇太には言いづらかった。

昇太に言いづらかった理由はもう一つある。
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