幸せのカタチ〜Fleeting memories〜
ふと顔を上げて前を見ると先生が前の席に座っていた人に声をかけていたようだった。
ただ一番前と一番後ろという距離もあり、ハッキリとは聞き取れなかった。
『あれ?今先生前の子に話しかけてなかったか?名前聞こえなかったなー。誰だろ?なーんか見たことあるような後ろ姿なんだけどなぁー』
なんとなく見覚えのあるような後ろ姿をじーっと見ては今日教室に入ってきた瞬間のことを思い出してはみたが、やっぱり誰なのかわからなかった。