両想い~幼馴染の両想い~
「つ、疲れた...」
中庭のベンチにドサッと座る。
カナ、すごい聞いてきたなぁ...。
そりゃそうだよね。
応援してくれてるのに私が うじうじしてるから...。
「芽夢!」
ぼへーっと空を見上げてると、透和が走ってきた。
いつもの私なら、そのまま ぼへーっとしてるけど 昨日からの私は そんな姿も、透和に見せるのが恥ずかしくなってくる。
パパパッと座り直し、背筋を伸ばした。
「ど、どーしたの?」