両想い~幼馴染の両想い~
「...あんな俳優、どこがいいの?」
ただの憧れだって分かってる。
でも、俳優だからって俺以外の男を まじまじと見るのは許せない...。
「...あんまり 俺を妬かせないでクダサイ」
バッと芽夢は俺から離れた。
「きっ、きききキスなんてっ!
軽くしちゃダメなんだよっ...」
下を俯きながら言う芽夢。
俯いてる顔が、真っ赤なのを俺は知っている。
「...いーじゃん。
俺のなんだもん」
その言葉を言った瞬間、芽夢の顔が勢いよくあがった。
恥ずかしがると思いきや、顔を赤くしながらもパァァァっと表情を緩めた。