両想い~幼馴染の両想い~
絆◀said 芽夢▶
「...芽夢?」
その時、屋上の扉から来たのは怪訝な顔をした透和。
「と、透和.....
「君が子供だから慰めてたんだよ」
ね?と私に微笑む魁斗君。
これは...まずい状況なのでは?
魁斗君の片手は涙をすくってくれた私の頬。
...なにもなかったにしても、この距離感は誤解されるかも。
途端、透和は私達へズンズンと歩いてきた。
「...芽夢、なにがあった?」
「...ッ」
...『透和が遊び人だった事を初めて知ってショックを受けてる...』
なんて言えないよっ!
「君が遊び人だった事を知ってショックだったんだよね?」