両想い~幼馴染の両想い~
「芽夢!ダメなの。
家族以外、入れないのよ」
後から追いかけてきた透和ママに、私のパパとママ。
「ふっ、う、うぇ〜〜!
ひっく、とわ、とわ〜」
足に力が入らなくなり、その場にペタン...と座り込んだ。
ガラスには額にガーゼを当てて、いくつかの絆創膏を貼っている涙を流した自分がいた。
「芽夢ちゃん...。
透和の目が覚めるまで待っててくれる?」
背中をさすってくれる透和ママ。
私より、辛くて苦しいのに。
「...う、ん。ひっく。
まってるね...」
『まってるね...』
透和。
私、まってるね。