両想い~幼馴染の両想い~
何時間か経つと、眠ったままの透和が私の横のベットに移動してきた。
「...透和...」
眠ったままの透和は、本当に寝ているだけかのようで。
とーわ!って呼んだら、
起きてるよ
って返事してくれそうだった。
「芽夢ちゃん。
透和の目が覚めたら言ってちょうだいね」
そう言った透和ママは、また仕事に戻っていった。
「透和。
......とーわっ!」
返事が返ってこない、いつも通りの 起こし方。
「...私は、ここにいるからね。
早く起きてね。」
雪が積もってくる12月中旬。