両想い~幼馴染の両想い~
Two feeling・・・11

モヤモヤ◀side 透和▶






「...なんにもないよ〜」



って、なんでもあるだろっ!




顔に出過ぎだし!

俺、美味いって言っただけなんだけど...?



でも、俺は そこに触れなかった。




「よし、なんか...腹膨れたし、帰るわ」



一息ついてから、幼馴染に そういう俺。




「う、うん!

またねっ.........って どこ行くの!?」



俺がリビングから出て、玄関に向かうと 俺を止める幼馴染。




「なんでって...帰るから?」




「靴はないでしょ!?

靴下汚くなるから、ベランダから帰りなよ〜!」



もー!っと呆れたように俺の背中を叩く幼馴染。



...泣きそうでは...ないよな?


もう、大丈夫。






.....っていうか、普通は玄関から帰るんだが...。



と思っていると、



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