両想い~幼馴染の両想い~
「「あついねぇ〜」」
またもや重なる皆の声。
そして、私の顔を見ようとしてくるけど...
「芽夢の こんな顔、誰にも見せてやんねー」
透和が私を腕の中に閉じ込めた。
と、とととと透和!?
そんな言葉、普段なら絶対言わないのに...。
「芽夢、行くぞ」
私の腕を引いて、スタジオを出て行く透和。
歩くの早くて、ドレスでつまづいちゃいそう...。
「透和、まって!」
「...お前が可愛すぎるからだろーが」
...またそんな言葉...。
「透和が変だから...調子狂っちゃうよ」
私が呟くと、透和が不敵な笑みをした。
「ふっ。
残念♪」
次の瞬間、私の唇をついばむ透和。