両想い~幼馴染の両想い~
「はぁ...カナへの誘いの言葉を断るのにも慣れちゃったよ...」
寂しそうにポツン...と呟く芽夢。
昼の弁当中...。
芽夢は、大好きなウィンナー以外は手がつけられていない。
「あのね、芽夢。
あの人、芽夢に話しかけたんだからね?
私じゃなくて芽夢狙いだったんだよ?」
松下が芽夢の顔を上げながら言う。
きょとん...とした顔をした芽夢は
松下の言葉の意味を理解した途端、箸を落とした。
「違うよ...?」
「そーなの!」
まだ信じきっていない芽夢を見て、呆れた松下。
天然 芽夢に、この後 180°回転する日が近づいていた...。