両想い~幼馴染の両想い~



「はぁ...カナへの誘いの言葉を断るのにも慣れちゃったよ...」

寂しそうにポツン...と呟く芽夢。


昼の弁当中...。
芽夢は、大好きなウィンナー以外は手がつけられていない。


「あのね、芽夢。

あの人、芽夢に話しかけたんだからね?


私じゃなくて芽夢狙いだったんだよ?」


松下が芽夢の顔を上げながら言う。

きょとん...とした顔をした芽夢は
松下の言葉の意味を理解した途端、箸を落とした。



「違うよ...?」



「そーなの!」



まだ信じきっていない芽夢を見て、呆れた松下。


天然 芽夢に、この後 180°回転する日が近づいていた...。
< 53 / 300 >

この作品をシェア

pagetop