両想い~幼馴染の両想い~


ぐしゃっとカバンを机に乱暴にかける。




...私は...小さい頃から 透和が好き。




何歳からだろ?気づいたら透和なしでは元気が出ないようになっていた。


でも...相手は学園1の王子様。
いくら幼馴染だって言っても、告白なんて図々しくて出来ないよ...。



これが、私の『もう1人の自分』。


カナしか、この私は知らない。


私の言葉を最後に、カナが はぁぁぁ〜っと長いため息をついた。
ど、どーしたんだろ?


「か、カナ?」



< 9 / 300 >

この作品をシェア

pagetop