【完】溺愛フラグが立ちました。


 私がゲーム内のキャラと憧れたことといえば……。


 まずは、デート全般。

 どこかへ出かけたり、部屋でまったり過ごしたりといったこと。


 そして、スキンシップ。

 手を繋いだりキスをしたり、抱きしめられたり。


 いずれもゲーム内では叶った。それはそれは理想的シチュエーションだった。

 ゲームは私を裏切らない。そりゃあたまにバッドエンドもあるけれど、ハッピーエンドまで辿り着けさえすれば、とびきり幸せな気分にしてくれる。


 うーん。

 これらと就職が結びつかないのですが。


「あの……もう少しヒントもらえます?」

「あんまり出しすぎちゃうと、簡単にわかっちゃいますよ?」


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