【完】溺愛フラグが立ちました。
なにも私は専門学校で絵を学んだわけではない。
親に大学進学をすすめられ、教科の中ではまだ一番英語が好き(得意ではない。洋楽や横文字が好きというだけ)という単純な理由で英文科に進んだ。
本当は、独学でなく本格的に絵のことを学びたかった。
そんなことを言えるような環境でも空気でもなくて言われるがままに進学した私だけれど、東京を選んだのは、新しい地で好きなことをするチャンスが広がると期待していたからだ。
結論からいうと、
チャンスはものにできなかった。